ケアマネ試験の前日・当日の過ごし方|
持ち物・解き方・ChatGPT勉強法を現役介護士が公開
2026年10月11日、ケアマネ試験を受けてきました。前回1点差で落ちてから、ようやくのリベンジ戦です。
……と言いたいところですが、正直に言うと10月はほとんど勉強できていませんでした。なので前日は切羽詰まって、AIもフル活用しながら苦手分野を詰め込むことに。
この記事では、試験の前日と当日に私が実際にやったことを、時間の流れにそってそのまま書きます。最後には、試験後にAIで自己採点してみた結果ものせています。
- 来年以降、ケアマネ試験を受ける予定がある
- 試験の前日・当日にどう過ごせばいいか知りたい
- 勉強が間に合っていなくて焦っている
- ChatGPTなどのAIを試験勉強に使えるか気になっている
前日|休みを取って、苦手な介護支援分野に全集中
試験前日は、希望を出して休みにしてもらいました。
冒頭でも書いたとおり、10月はほとんど勉強ができていません。全部をやり直す時間はないので、前日は苦手な「介護支援分野」を中心に勉強すると決めました。
やり方はこんな感じです。
- ChatGPTに問題を作ってもらって、それに答える
- 間違えたら、なぜ違うのかを説明してもらう
- 間違えたところを重点的に、また問題を作ってもらう
- あとは過去問を解いたり、テキストを読み込んだり
「問題を解く → 間違える → 説明してもらう → 間違えたところをもう一回」をくり返すと、自分の弱いところだけを集中して回せます。時間がない人間にとっては、かなりありがたい勉強法でした。
気づいたら、朝から閉館時間くらいまでずっと勉強していました。そして思ったのが「もっと早く来ればよかった」。家で集中できない人は、場所を変えるだけでもかなり違うと思います。
前日の夜|持ち物の準備と「眠れない夜」
持ち物はシンプルにこれだけ用意しました。
| 装備 | メモ |
|---|---|
| 受験票 | これがないと始まらない最重要アイテム |
| 鉛筆 4本 | 折れても大丈夫なように多めに |
| 消しゴム | 迷って書き直すことが多いので必須 |
| 飲み物 | 試験の前後の水分補給用(試験中は飲めなかったと思います) |
※持ち込めるものや注意事項は、受験票や受験案内に書いてあります。かならず自分の県の案内で確認してください。
ところが、一日中頭を使いすぎたせいか、目がさえてしまって全然眠れません。結局寝られたのは0時の少し前でした。
正直「どうせ受からないだろう」と思っていたので、自分では緊張していないつもりでした。でも今思えば、やっぱり緊張していたのかもしれません。
当日の朝|前泊はあきらめて朝6時に出発
私は宮崎に住んでいて、試験は勤務先のある鹿児島県で受けます。最初は前泊しようと考えていましたが、試験日がちょうど三連休。会場まわりのホテルは軒並み高くて、あきらめました。
そのかわり、朝いち6時ごろに家を出発。混むことを前提に、早めに出ることにしました。
朝ごはんは、試験中にお腹が痛くならないように気をつけながら、出発してすぐコンビニで買って食べました。
- 6:00ごろ家を出発。コンビニで朝ごはん
- 8:00ごろ指定の駐車場に到着
- 〜9:00開場まで車の中でテキストを見返す
8時ごろに着いたので、開場の9時まで1時間ほどあります。でもこれは予定どおり。「早く着いたら車の中で勉強すればいい」と最初から考えていたので、焦らずにテキストを見返していました。
試験直前|ChatGPTに「見直し一覧」を作ってもらう
試験の30分ほど前、ChatGPTにこう送りました。
すると、分野ごとに「直前にまちがえやすいところ」を表にまとめてくれました。最後の最後に全体をサッと見られるのは、気持ちを落ち着けるのにもよかったです。
実際に私が試験直前に見ていた一覧を、そのままのせておきます(タップで開きます)。
📜 ChatGPTが作った「直前見直し一覧」を開く
■ 介護支援分野:制度の骨組み
| 項目 | 押さえること |
|---|---|
| 第1号被保険者 | 65歳以上。要介護になった原因を問わない |
| 第2号被保険者 | 40〜64歳の医療保険加入者。特定疾病が原因の場合 |
| 要介護認定 | 介護認定審査会が判定し、市町村が認定 |
| 認定の通知 | 原則30日以内 |
| 保険料 | 第1号は市町村、第2号は医療保険者が徴収 |
| 不服申立て | 介護保険審査会 |
- 「介護認定審査会」と「介護保険審査会」は別物
- 財源は公費50%・保険料50%(第1号23%、第2号27%)
- 地域支援事業のうち、包括的支援事業・任意事業には第2号保険料が入らない
■ ケアマネのモニタリング
| 訪問・面接(原則) | 記録 | |
| 居宅介護支援 | 毎月1回以上 | 毎月1回以上 |
| 介護予防支援 | 3か月に1回以上 | 毎月1回以上 |
| 施設 | 定期的に | 定期的に |
- テレビ電話などの条件を満たせば、自宅への訪問は居宅で2か月に1回・予防で6か月に1回以上でもよい(面接の回数自体は減らない)
■ 福祉サービス:施設・在宅の違い
| サービス | 見分けるポイント |
|---|---|
| 特養 | 日常生活上の介護。新規入所は原則要介護3以上(要介護1・2にも特例あり) |
| 老健 | 看護・医学的管理のもとでの介護・リハビリなど。都道府県知事の許可 |
| 介護医療院 | 療養上の管理・必要な医療と生活支援。都道府県知事の許可 |
| グループホーム | 認知症の人の共同生活。要支援1は利用できない |
| 小規模多機能 | 「通い」を中心に、「訪問」「泊まり」を組み合わせる |
- 特養は「指定」、老健・介護医療院は「許可」
- 介護保険施設のサービスは、要支援の人には給付されない
- 訪問介護の生活援助:本人の日常生活に必要な掃除・洗濯・調理など。家族のためだけの家事や来客対応は対象外
- 同居家族がいるだけで一律に使えないわけではない(家族の病気・障害などで家事が難しい場合は対象になる)
- 通所介護の時間に送迎の移動時間は含めない。送迎時の家の中での着替え・移乗などは、条件を満たせば1日30分以内で含められる
■ 保健医療:認知症・せん妄
| 状態 | 代表的な特徴 |
|---|---|
| アルツハイマー型 | 最近の出来事の記憶障害が中心になりやすい。通常はゆっくり進行 |
| レビー小体型 | 具体的な幻視、パーキンソン症状、起立性低血圧など |
| せん妄 | 急に起こる。注意や意識の障害。1日の中で変動する。体の病気や薬などが原因 |
- 認知症の人にもせん妄は起こる。急な混乱を「認知症だから」で片付けない
- 低血糖:冷や汗・震え・動悸。重くなると意識障害
- 高血糖:のどの渇き・多飲・体重減少
- 不顕性誤嚥:むせない誤嚥。唾液も誤嚥するので口腔ケアが大事
- 褥瘡予防:圧迫を減らす・体位の調整・栄養・皮膚の清潔。体位交換だけで終わりではない
- フレイル:健康と要介護の中間。適切な対応で改善できる
- サルコペニア:筋肉量・筋力・身体機能の低下
- 身体的フレイルの評価:体重減少・筋力低下・疲労感・歩行速度低下・活動量低下
■ ICF:生活全体を見る
| 要素 | 例 |
|---|---|
| 心身機能・身体構造 | 筋力、記憶、体の構造 |
| 活動 | 歩く、着替える、調理する |
| 参加 | 地域の集まりや家庭で役割を持つ |
| 環境因子 | 段差、家族の支援、制度 |
| 個人因子 | 年齢、生活歴、価値観 |
- 「歩けるようにする」だけでなく、「外出して地域活動に参加する」まで見る考え方
■ 権利擁護:成年後見と日常生活自立支援事業
| 成年後見制度 | 日常生活自立支援事業 | |
| 主な支援 | 財産管理・契約などの法律的な支援 | 福祉サービスの利用援助・日常的なお金の管理など |
| 仕組み | 家庭裁判所による後見・保佐・補助など | 本人との契約 |
| 大事な条件 | 判断能力に応じて類型がちがう | 契約の内容を判断できる能力が必要 |
| 関係機関 | 家庭裁判所 | 社会福祉協議会 |
- 成年後見は、判断能力の低下が大きい順に「後見 → 保佐 → 補助」
- 任意後見は公正証書で契約し、任意後見監督人が選ばれてから効力が生じる
- 虐待は身体・心理・性的・経済的・介護等放棄の5種類(年金の無断使用=経済的、暴言・無視=心理的)
- やむを得ない身体拘束は「切迫性・非代替性・一時性」の3つ全部が必要。家族の同意だけでは足りない
■ 最後のアドバイス(ChatGPTより)
問題を読むときは「対象者は誰か」「実施するのは誰か」「必須か任意か」「原則か例外か」を一つずつ確認すると判断しやすくなる。
試験本番|迷った問題はたくさんあった
当日の流れはこうでした(鹿児島会場の場合)。
| 9:00 | 開場 |
|---|---|
| 9:30 | 問題用紙の配布・説明 |
| 10:00〜12:00 | 試験(2時間) |
試験は60問を2時間で解きます。途中に休憩はありません。お昼前には終わる流れです。
ところが、問題用紙を持って帰るには、途中で退出した場合でも試験が終わったあとに別の場所で受け取る形でした。問題用紙は自己採点に必要なので、結局最後まで残りました。
※途中退出や問題用紙の持ち帰りのルールは、会場や年によってちがう可能性があります。当日の説明を聞いてください。
私の問題の解き方も紹介しておきます。ケアマネ試験は「2つ選べ」「3つ選べ」のように、選ぶ数が問題によってちがいます。
- 問題文を読む前に、まず問題用紙の「◯つ選べ」の部分に印をつける
- それから問題を読む
選ぶ数をまちがえるようなうっかりミスを防ぐために、こうしていました。知識があっても、数をまちがえたらその1点はもらえません。地味ですが、おすすめです。
2時間の使い方は、大きく3回に分けました。
- 1回目(約1時間)60問をひととおり解く。解きながら、問題ごとに自分の手ごたえで印をつける
- 2回目全体を見直す。とくに「△」「◯」「?」の問題をしっかり見直す
- 3回目問題用紙に書いた答えと、解答用紙の答えが合っているかをチェック
1回目につけた印はこの4つです。
| 印 | 意味 |
|---|---|
| ☆ | 自信がある |
| △ | 見直す |
| ◯ | 合っていると思うけど不安 |
| ? | そもそもわからない |
こうしておくと、見直しのときに「どこを重点的に見ればいいか」がひと目でわかります。
前回1点差で落ちた身としては、この1問の重みがよくわかります。解き終わったあとの答え合わせ、ぜひやってください。
本番は……迷った問題がたくさんありました。
言葉をそのまま覚えるだけでなく、「中身を理解しているか」が試されているんだなと感じました。
試験のあと|AIで自己採点してみた結果
試験が終わった直後は、正直すぐに答え合わせをする気にはなれませんでした。「受かってるかな」という不安よりも、「もう猛勉強しなくていいんだ」という安心感のほうが強かったです。
でも帰り道の途中で、やっぱりどうしても気になってきて……。私は問題用紙に自分の答えを書きこんでいたので、それを全部写真にとってChatGPTに送りました。
この時点では解答速報がまだ出ていなかったので、ChatGPTの知識だけで答え合わせをしてもらいました。
| 採点のしかた | 結果 |
|---|---|
| ChatGPTの最初の採点 (介護支援分野) | 21点/25点 |
| ChatGPTの予想 (解答速報が出る前) | 45〜50点/60点 |
| 解答速報(ユーキャン)と照合 | 48点/60点 |
解答速報と照らし合わせた結果の内訳はこうです。
| 分野 | 自己採点 |
|---|---|
| 介護支援分野 | 19点/25点 |
| 保健医療サービス分野 | 18点/20点 |
| 福祉サービス分野 | 11点/15点 |
| 合計 | 48点/60点 |
ところが採点を進めていくと、一度「正解」と言われた問題が、確認し直すと「不正解」に変わったり、写真から問題を読み取り違えていたりすることがありました。解答速報と照らし合わせたら、介護支援分野は19点。2点のズレです。
AIが自信満々に答えていても、それが正しいとは限らない。これは身をもって感じました。
一方で、60問分の答えを解答速報と照らし合わせて一覧にする作業は、AIがとても得意です。自分で1問ずつ確認するより、ずっとラクでした。
来年受ける人に伝えたいこと
今回の自己採点でわかったように、AIも間違えることがあります。私は切羽詰まって前日に本格的に勉強したのでAIに頼りましたが、みなさんにはテキストを中心に、AIは部分的に使うのをおすすめします。
もちろん、私と同じように切羽詰まっている人は、AIをフル活用するのもアリだと思います。私はやってよかったと感じています。
- 早めに、毎日少しずつでも勉強して基礎をつける
- テキストがメイン、AIは弱点つぶしの補助役(切羽詰まったらフル活用もアリ)
- ふだんの仕事と結びつけて覚える
3つ目は特に伝えたいことです。今回勉強していて、前回よりも知識がすっと頭に入ってくるのを感じました。
今回は、勉強を始めたのが9月半ば。1日30分ほどで、合格点に届くか届かないかくらいのところで忙しくなってしまい、10月はほとんど勉強できませんでした。
それでも、前回よりも吸収がよかった。これは日ごろ、いろんなことを感じながら仕事をしてきた証拠なんだなと思いました。
毎日の仕事の中にも発見はたくさんあります。実際の現場を頭に思いうかべながら覚えると、ぐっと覚えやすくなります。
こんなふうに、知っている利用者さんや施設の様子とつなげると、ただの暗記が「あ、あれのことか」に変わります。
おまけ|試験勉強に使ったAIプロンプト集
前日の勉強でやった「AIに問題を作ってもらう → まちがえたところを整理する → その分野をもう一度解く」という方法を、まねしやすい形のプロンプト(AIへのお願い文)にまとめました。
実際に送った文そのままではなく、私が使ったやり方を再現しやすくまとめたものです。ChatGPTなどにコピーして使ってください(スマホは長押しでコピーできます)。
📜 AIプロンプト集を開く(全7つ)
■ 1.本番を意識した予想問題を作る
■ 2.問題が簡単すぎるときに調整する
■ 3.間違えた過去問をわかりやすく解説してもらう
■ 4.間違いをまとめて、復習問題につなげる
■ 5.特定の苦手分野をまとめる
※「補足給付、地域支援事業…」の部分は、自分の苦手分野に入れかえて使ってください。
■ 6.複数の分野をまとめて練習する
■ 7.タップして解ける形式をお願いする
■ 私が使った学習の流れ
問題を解く → 間違いを説明してもらう → 似た制度との違いを整理する → 別の問題でもう一度確認する、という流れで使いました。
問題数を増やすだけでなく、「なぜ間違えたのか」を言葉にしてもらうことが、復習に役立ちました。
ケアマネジャー試験ワークブック2026
中央法規ケアマネジャー受験対策研究会
AIは便利ですが、まちがえることもあります。勉強の土台になるのは、やっぱりテキスト。来年受ける人は、早めにこの定番の1冊を装備しておくのがおすすめです。
楽天市場で見るまとめ|あとは発表を待つのみ
10月はほとんど勉強できず、前日に苦手分野をAIとテキストで詰め込んで挑んだケアマネ試験。迷った問題はたくさんありましたが、解答速報での自己採点は48点でした。
- 前日休みを取って図書館へ。朝から閉館近くまで介護支援分野を集中勉強(ChatGPT+過去問+テキスト)
- 前日の夜21時に布団に入るも、寝られたのは0時前
- 当日 6:00ごろ前泊をあきらめて家を出発
- 8:00〜9:00駐車場の車の中でテキストを見返す
- 10:00〜12:00試験本番(休憩なし)
- 帰り道AIで自己採点 → 解答速報と照らして48点/60点
この記事も、試験が終わってから一気に書き上げました。
合格発表が出たら、結果もこのブログで報告します。合格でも、不合格でも、正直に書きます。
▶ 前の記事:ケアマネ試験の申し込み方法と流れ|実際につまずいたポイント
▶ 関連記事:ケアマネとは?受験資格・試験内容を現役介護士がわかりやすく解説

コメント