ケアマネとは?受験資格・試験内容を
現役介護士がわかりやすく解説
「ケアマネって何をする人?」「介護福祉士の次のステップって聞くけど、自分は受けられるの?」
実は私、昔の制度のときに一度ケアマネ試験に挑戦して、たった1点足りずに敗北した経験があります。それ以来ずっと受ける気はなかったのですが……今の職場で働くうちに気持ちが変わり、今年、9年ぶりに再挑戦することにしました。
この記事では、これからケアマネを目指す人に向けて「ケアマネとは何か」「受験資格」「試験内容」を、現役介護士の目線でまとめます。自分が受けられるか分かる「受験資格チェッカー」も用意したので、ぜひ試してみてください。
- 介護福祉士の次のステップを考えている
- 自分にケアマネの受験資格があるか知りたい
- 試験の内容や合格率をざっくり把握したい
🧙ケアマネとは?どんな仕事?
ケアマネ(ケアマネジャー)は、正式名称を「介護支援専門員」といいます。介護が必要な方やそのご家族の相談に乗り、どんなサービスをどれくらい使うかの計画書=ケアプランを作る専門職です。
RPGでたとえるなら、現場で直接ケアをする介護士が「戦士」だとしたら、ケアマネは利用者さんというパーティーの「軍師・作戦参謀」。利用者さん・ご家族・介護サービス・医療をつなぐ、チームの司令塔です。
- ケアプラン(介護サービスの利用計画)の作成
- 利用者さん・ご家族との面談、毎月の訪問(モニタリング)
- サービス事業所や医療機関との連絡・調整
- 介護保険の給付管理(お金まわりの手続き)
働く場所は、居宅介護支援事業所(在宅の方を担当)、特養や老健などの施設、地域包括支援センターなど。現場の介護とはまた違った形で、利用者さんの生活全体を支えられる仕事です。
🗝️受験資格|5年かつ900日がカギ
ケアマネ試験は誰でも受けられるわけではありません。現在の受験資格は、大きく次の2つのルートです。
| ルート① | 介護福祉士・看護師・社会福祉士などの国家資格にもとづく業務に、通算5年以上かつ900日以上従事 |
|---|---|
| ルート② | 生活相談員・支援相談員などの相談援助業務に、通算5年以上かつ900日以上従事 |
介護士の場合の最重要ポイントはここです。カウントされるのは「介護福祉士に登録したあと」の勤務期間だけ。資格を取る前に何年現場で働いていても、その分は数えてもらえません。
- 「5年以上」と「900日以上」の両方を満たす必要がある
- 900日は「出勤した日数」。週の勤務日数が少ないと5年より長くかかる
- 試験日の前日までに満たす見込みがあれば申し込みできる
- 受験するのは住んでいる県ではなく働いている都道府県
⚔受験資格チェッカー(簡易判定)
「自分はいつから受けられるの?」をざっくり知りたい方のために、簡易チェッカーを作りました。介護福祉士(または対象の国家資格)の登録日と、週のだいたいの勤務日数を入れて「判定する」を押してください。
受験資格チェッカー
📖試験内容と合格率
試験の正式名称は「介護支援専門員実務研修受講試験」。年に1回、10月に行われます。令和8年度(第29回)は2026年10月11日(日)です。
| 出題数 | 全60問(介護支援分野25問+保健医療福祉サービス分野35問) |
|---|---|
| 形式 | マークシート・五肢複択(5つから複数選ぶ) |
| 試験時間 | 120分 |
| 合格ライン | 2分野それぞれで正答率70%が基準(問題の難易度で補正あり) |
| 合格率 | 令和7年度(第28回)は25.6% |
合格率を見ての通り、ボス戦としてはかなりの強敵。しかも「2分野どちらも基準を超える」必要があるので、苦手分野を捨てる作戦は使えません。介護士にとっては保健医療の分野が初見の敵だらけなので、ここの対策がカギになります。
ケアマネジャー試験ワークブック2026
中央法規ケアマネジャー受験対策研究会
試験対策の定番中の定番。9年ぶりの再挑戦に向けて、エンが実際に手に入れた装備です。まずはこの一冊から始めます。
楽天市場で見る📮申し込みの流れと注意点
申し込みは毎年6月ごろ、勤務地の都道府県ごとに行います。ざっくりした流れはこうです。
- ① 勤務地の都道府県の「受験の手引き」を入手(郵送取り寄せ or 社会福祉協議会の窓口)
- ② 職場に「実務経験証明書」を書いてもらう(前職の分も必要なら前職にも依頼)
- ③ 必要書類をそろえて期限までに郵送で申し込み
注意したいのは、申込期間が約1ヶ月しかないこと。手引きの取り寄せに数日、証明書を書いてもらうのに数日〜数週間かかるので、のんびりしているとあっという間に期限が来ます。特に転職している人は、前職への証明書依頼に時間がかかりがちなので最優先で動きましょう。
実際に私が申し込みでどれだけバタバタしたか(封筒のサイズを間違える、前職の証明書が届かなくてソワソワする……など)は、別記事の体験記で詳しく書いています。
まとめ|挑戦権の確認から始めよう
ケアマネは、利用者さんの生活全体を支える「チームの司令塔」。受験資格は「国家資格などにもとづく業務に5年かつ900日」で、介護福祉士なら登録後の経験だけがカウントされます。
試験は年1回・合格率25%前後の強敵ですが、申し込まなければ戦うことすらできません。まずはチェッカーで自分の挑戦権を確認して、受けられるなら早めに手引きを取り寄せましょう。
挑戦権があるなら、迷っている時間がもったいない。⚔

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